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2015.04.09
認知療法研究に論文が掲載されました
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2015.01.04
あけましておめでとうございます
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2014.12.22
12月18日は開院1周年でした
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2014.12.01
12月になりました
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2014.08.27
認知について
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<名古屋でカウンセリングを重視した心療内科クリニック、船山メンタルクリニックです>
不安についての話ばかりになってしまったので、ちょっと話題を変えます。
認知について考えてみようと思います。
認知とは“人の考え方”であり、“その場面で頭の中をよぎる言葉”です。
認知療法や認知行動療法を求めて当院にご相談いただくことがありますが、この治療における期待と誤解がいくつかあるように感じました。
認知療法の考え方の基礎にあるのは、「ある出来事、状況が生じたことによって、ある気持ち(不安や落ち込み)が生じるとは限らない」という仮説です。例えば“仕事で失敗した”→“落ち込んだ”という気持ちの生じ方には、もしかすると「これくらいの仕事はしっかりできないと社会人失格だ、なんて自分はだめなんだ」という考え・認知が介在しているということです。
この仮説に基づいて認知療法が提案するのは…「認知が変われば気持ちが変わる」ということです。患者さんに対してこの治療の持つ“暖かさ”のようなものの基礎は「気持ちは変えられないと思っていたでしょうけど、気がつかなかった考えに気づくと、もっと気持ちは楽になるんですよ」という提案だと私は思っています。
しかし、伝えている内容は一緒に見えても「正しい考えをすれば楽になるんだ」と、いつの間にか自分の話ではないように思われてしまうことがあるようです。世の中に正しい考えと間違った考えがあるわけではないのに…。
認知療法で目指すのは“考えの修正、矯正”ではありません。ましてや正しいことへの教育、誰かが正しいことをしてくれることではありません。
今まで気づかなかった自分自身によって、自分が癒されるという過程なのだと思っています。
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